チラうら

心に留まった事柄をメモしておくチラシの裏的な所

入院20日目(退院日決定)

明日の退院が決定しました!
金曜日の採血結果より減った項目もありますが、新しい細胞も造られているので、退院しても問題なしとの事で、サックリ明日退院になりました。

早速、翌日の水曜日朝に採血をしに来なきゃいけないんですけどね!

入院手続き時にした採血結果と見比べたのですが、
・白血球は多い
赤血球(ヘモグロビン)はトントン
・血小板は少ない
という感じでした。

『入院前より少ない』と書くと不安になる感じですが、
血小板は入院~ATG開始前に、すでに今の値よりも少なくなっていた為、
治療前の値より低くても逆に安心感があります。

正直なところ、採血をする度に数値が減り続けるというのは、なかなか追い詰められる気分でした。
「このままゼロになってしまうのかな。自力で造るのがゼロになったら死んでしまうのかな」
まだ何もしていない段階でしたが、そこを考えると不安が押し寄せました。

ATG治療が開始されたら「今はわざと落としてるから!」と逆に安心した位です。

元々私は能天気な程に前向き思考なので、あまり悲観的にはならないのですが、ナチュラルに下がり続ける数値を見て、「現実はこれなのか、さすがに直視しなければいけないのか」と思いました。

いつ、どんな状況で、『その時』が来るのかは分かりませんが、本人や身近な人には分かりにくくて、でも少し離れた人には分かるかもしれないのかなと思いました。

具体的に挙げると、患者・家族と医者。
他には、大雨の時に畑などを見に行って亡くなる人と、その報道を見る人。

単純に同列にしてしまうとモヤモヤする気持ちはありますが、『その時を迎える人』の立場は同じ。
「今じゃない」そう思っていたら「来た」。
家族にしても「大丈夫だろう」と思っていたら「来た」。

お医者さんからすると、経験則で「もうかな」という予想はできてしまう。
報道で知る人は「フラグでしかない」と思う。

各地で多くの被害を出している西日本豪雨から1ヶ月が経過したとニュースでやっていました。
被災した方々の行動について、まとめられていました。
避難指示は出たけれど「大丈夫だろう」と思っていたら、川が氾濫して動けなくなった方が多かったそうです。

人間は平常時バイアスという物を持っているので、ある程度は仕方がない事らしいです。
「まさか」と思うのは当然の心理だそうですが、それで大切な人、モノを喪うにはあまりに辛すぎる。

自分が入院中という状況だからか、自分や夫、家族の『その時』について、感傷的に考えてしまいました。
生きている限り確実に迎える『その時』をどうか穏やかに迎えたいor迎えて欲しい、送ってあげたいと願いました。