チラうら

心に留まった事柄をメモしておくチラシの裏的な所

入院8日目(ATG3日目)

前日のアレルギー反応を踏まえ、今日も一層の対策を取っていただいたのですが、
顔の下部に皮疹(かゆみ)が、夕方と夜の2度出てきて、約30分の中断をはさみましたATG3日目。

怪しい時間帯に先生や看護師さんが様子を見に来てくださるので、副作用をネタに話をするのですが、
「口腔内がピリピリしたり、呼吸が苦しくなると、ATG治療は続行できない」そうなので、
「身体のかゆみだけで済んでるからありがたい」と言いました。

おそらく医療的ベストは、副作用もまるっと制圧する事なのでしょうけど、
私としては挑戦権を続行できる事が大事。

ATG治療の効果がどうなるのかは、すぐに分からないけれど、
中止になるよりは予定通りの量を入れたい。
少量だったからイマイチになった、満量だったら効かもしれない。
そんな事になったら悔しい。
だから、挑戦権をキープし続けられる程度の副作用で済むのはありがたい。
そう思って頑張ります。

ATGの点滴って、ウサギから作られてるそうなんです。
10年前まではウマからも作られていたそうなのですが、
ウマもウサギも一体から採れる量が同じなので、ウサギのみになったとか。

初日の夜、皮疹に薬を塗り込みながら考えていたのですが、
これは存分に跳び跳ねられずに薬になってしまったウサギちゃん達の無念さの表れかなぁと。
それなら多少は苦しんでも仕方がないかなと。
でもね、その無念さを晴らすために、私が代わりに跳び跳ねてあげられるように、私を元気にさせてくださいと。

どんな行程で製薬されているかは分からないけど、
高級な食肉みたいな待遇は受けないだろうからなぁ。

これ以上ないくらい謙虚な気持ちで、
後の効果と現在のかゆみが退くことを祈りながら、無心に薬を塗り込んでいました。

一日空いたら、もうすっかりケロリとしたものです。
ゲンキンだわー