チラうら

心に留まった事柄をメモしておくチラシの裏的な所

初めて風に恐怖心を感じた日

最強台風と呼ばれているらしい、今年の台風21号。
家の辺りには、お昼過ぎに最接近したのですが、風が凄まじかったです。
おそらくピークの最中に思いましたもん。「あ、これはヤバイやつや」と。
家の中に居ても命の危機を感じました。

風が強くなりかけてきた頃、窓のサッシがガタガタ揺れて「音が怖い」と思い、サッシを抑えに窓際に寄ったところ、何か黒いものが空中を横切るのが見えました。
雨が見えなかったし、鳥かと一瞬思ったのですが、他の色で飛んでいくものがあり、何かの布やゴミが舞っていると察知。

午前中、実家に顔を出したのですが、その前に外の様子を見ていると、向かいのマンションの数軒に干しっぱなしの洗濯物がありました。
「まだ干したままやけど、大丈夫なんかなぁ?」と思いながら眺めていると、電線に止まった鳥が飛んでいくかの如く、竿の端から連れ立って飛ばされていきました・・・!
「うわぁ・・・」と行く先を追いかけていくと、視界の下の方に、マンションの横の一軒家の屋根から、瓦が飛んでいくのも見えました。
「紙かな?」ってくらい、ぴらぴらぴらーっと軽々と吹き飛ばされてました。

そのまましばらく窓際にいると、一軒家の物干し台にある日除けの屋根が、めくれあがってきて、柱ごと飛んでいきました。(日除けだけなら数軒分…)
「こっわ・・・!映画だとこういう時、こっちに飛び込んでくるやつ!」

過ぎ去ってからニュースやSNSを見ていると、実際に、外から飛んできた物が窓や外壁を突き破る被害が出ているようですね。
電線に飛んできた物が引っ掛かって火花が散ったり、電柱が倒れたり、停電になったり…

『台風に備えて、飛びやすいものは屋内に』との注意喚起を見て、今までてっきり『飛んで無くなったら(自分が)困るから仕舞っとけ』の意味だと思っていたのですが、『飛んでいって(誰かor何かに)当たったら大変な事になるので仕舞っとけ』の意味だということを身をもって理解できました。

ま、物干し台の屋根なんて、そんな簡単に仕舞えないし、普通は飛ばないはずですけどね!