チラうら

心に留まった事柄をメモしておくチラシの裏的な所

【真珠腫性中耳炎】入院生活4日目・手術当日(術後)

意識の復活は、部屋に戻った時のようです。
看護師さんが2人いて、声をかけられたり(←これで復活)、なんやかんや(ベッドの固定や点滴の設置など)されてました。

なんだかよくわからない状態で、身体に異変がないか確認されました。
・二の腕が痛い(左はまだ動かせる。右はツラい)
・口の中がカラっカラでツラい
の2点を伝えました。(←意識を締めるTOP2)

「まだ飲水禁止なので」とスポンジで口の中を湿らせてもらいました。ありがたや…。
二の腕は、点滴をしていた方は筋肉痛になりやすいと聞きました。(両腕は珍しい…らしい?)

窓際のベッドなので外の様子が見えるのですが、空の色から察するに18:20くらい。
その時に母が「5時間位かかってた。見えへん所に、もう1個、真珠腫があったらしい。2つともキレイに取りましたって言ってはったわ」
と教えてくれました。

いかんせん、この時は、だいぶ意識が朦朧としていました。
話しかけられたら受け答えはできていましたが(おそらく支離滅裂な事は言ってないと思う)、その時以外は寝てました。

看護師さんの様子見タイムや、母がベッドの手摺に触った時などに、ふわっと目を覚ましました。

目を覚ます度に、窓の外が暗くなっているのが見えて、「おかん、帰れるんやろか…」と心配していました。
もうちょっと早く終わる予定だったのでバスで帰ると言っていたのですが、ここまで暗いとバス停まで行くのは危なそう。昼間ならタクシーもエントランス前で待機してるけど、夜間はそんなのないだろうし…と。

夜間出入口脇には警備員さんの詰所があるので、「警備員さんにこの前までタクシー呼んでもらうように頼みや!目と足が悪いって伝えたら、やってくれはるわ。嫌がるようならクレームもんやろ。他ならぬ病院やもん。大丈夫!」と言いたかったのですが、そんな気力がなく、悶々としながら寝てました。

悶々といえば、ちょっとおトイレに行きたいわよ…。と思っていると看護師さんの様子見タイム到来。(20時くらいかな)
伝えると「カテーテルが入ってるんですけどねぇ…」
え?入ってたん?!事前に入れないって聞いてたのにーとショックを受けていると、管のねじれ調整に、びゅいびゅい引っ張られました。
あぁ…、入ってますねぇ。痛いです。尿道口っぽい所が痛いですぅ。(たぶん麻酔の影響もあって感覚がぼんやりしてます)
無事、おトイレ行きたい感は解消されましたが、“引っ張られた痛み”と“何か入ってる違和感”がじんわりします。

21:40頃、いつもの薬(ネオーラル&レボレード)を飲むために、水分解禁。酸素マスクを着けているが故に直風があたっていた口腔の渇きが癒されました。

同時に歩行も解禁。看護師さんと一緒にトイレへ移動して、カテーテルを抜いてもらいました。
空気を抜いて、管をずるずるしゅぽんっ。
感覚的に気持ち悪いわー。尿カテーテル…やっぱ嫌だー。
ちょうど朝から生理が始まったのでナプキンを確認して、再びベッドへ戻りました。

いつかのタイミングで、身体がぶるぶる震えていて、看護師さんに「寒いですかー?」と聞かれ、「さむいです…」と答えた時があったのですが、この頃には汗だくでした。
あの時、本当に寒かったのか、ちょっとよくわからないのですが、震えが止まらなかったです。(武者震いかな?)
再び意識がすぐ落ちたので、何か暖かくしてもらったかは不明。
この時点では汗だくだったので、もう酸素マスクを着けたくなかったのですが、まだダメらしく再装着。
よけて汗を拭けるほど回復してなくて、汗はかきっぱなしで放置です。もうやだ酸素マスク…。

23:30頃、ようやく酸素マスク解除となりました。併せて心電図モニターも解除。着いているのは右手の甲の点滴のみ。

しがらみが取れて、念願の自力おトイレ。
用を足しながらアクビをすると、右の鼻から鼻水…と思いきや鼻血が出てきました。(正確には血が混じった鼻水)
なんじゃこりゃあぁ!と思いながらトイレットペーパーで止血すると、すぐに止まったので、ナースコールはせず、事後報告。
アクビをしたら耳に痛みが走るし、一瞬パニックになりましたw

またスマホを触る余裕も出てきました。
夫には、母から終了時に連絡してもらっているので安心していましたが、麻酔が取れた報告をしておこうとLINE。母にも落ち着いたと報告。

母から、21:30頃に帰った事と夜間出入口にタクシーが待っていた事が着ていました。
そうか、さっきの悶々は無駄足だったか…。
言いたいのにしんどい…。あのストレスがなかったら、もう少し安らかに眠れていたハズ…。
そして、帰る前に水筒に水を入れておくのを頼みたかったな…。朦朧とした意識がしんどすぎて頼めなかったけど。

喉が渇いたけど、談話室は使用禁止の時間帯だぜ。でも飲みたい。
…ちょっと行ってきて良いかしら?良いよね?さっきまで動けなかったし。水は生きるために必要だしね!
ということで、水筒を片手に、そそくさと点滴をガラガラさせながら談話室へ。
行く途中に、担当の看護師さんに遭遇しましたが、止められませんでした。良かった。

早足で歩くと、さすがに右耳の一帯に響くので、帰りはゆっくりめに歩きました。
それでもベッドに戻ると、すごく疲れを感じました。
スマホも、少し触っただけなのに、すごく疲れる感じがします。
手術前の元気さはどこに消えてしまったのだろうか…